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冬の嵐の怖さ(遭難しかけた経験談)

本日も大荒れの天気に暴風雪警報が消えません。
当倶楽部のハウス廻りは、吹き溜まりや枝葉が散逸し騒然としております。
今日は、キーパー達の関東での研修への出発日です。
昨夜の内に予約した便が欠航を発表・・・、これは無理かと思いましたが、午後便へ変更し様子を見ることにしました。
今朝の運航状況を確認したところ、全日空は運航しているとのこと。(驚きです)
キーパー達は不安な顔で空港へ向かいました。(高速は通行止めですが・・・)

昨日、全国ニュースにもなりましたが、暴風雪がまた尊い命を奪いました。
大荒れの帯広にて、動かなくなった車中にて一酸化炭素中毒になられたとのこと。残念です。
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<今朝のクラブハウス前>

実は、私も昨年2月15日に遭難しかけ暴風雪の怖さを知りました。

それも真駒内CCのハウスから国道へ出る道路500mの間にてです。
当日(日曜日)、朝出勤し一人で事務所にて仕事をしておりました。外は風が吹き荒れ騒然としておりましたが、雪は降っておらず「風だけであり大丈夫だろう」と気にせず仕事を続け、夕方、日が落ちたのでハウスを出ました。(この判断が誤りでした)
外に出ると横殴りの風が、降り積った雪を巻き上げ、ヘッドライトの光を遮り、数メートル先が見えません。練習場のネット支柱(ポール)がかすかに見え、この辺だろうと思ってアクセルを踏み込んだ瞬間、吹き溜まった雪がバンパーを駆け上がり、一気にフロントガラスに乗り上げてきました。
一瞬で視界を遮られ、急いでワイパーを作動させましたがワイパーが音を立て数秒で動かなくなり・・・・まずいと思ったとたん車が止まってしまいました。
雪の上に乗り上げタイヤが浮いてしまい「前後不覚」的な状況に陥りました。

それからが大変でした。車にスコップを積んでいなかったのでクラブハウスまで歩いて取りにいきましたが、ご丁寧に鍵の掛かる部屋に格納されているのか見つからず仕方なく車に戻りました。
すると風の通り道にできた吹き溜まりに突っ込んだものですから、あっという間に車に数十cmも雪が積もり、後部のマフラー付近が埋もれていました。
ドアを必死になって開けると、「排気ガス臭い!」。

これはまずいと思い社員に応援を頼み、重機を動かし助けてもらいました。この間2時間超閉じ込められ怖い思いをしました。
「吹き溜まりは危険」そこに吹き溜まる物理的な理由があるから積もるのであって、突っ込んだ瞬間、車が風を堰きとめ更に雪を積み上げる現象が起きます。閉じ込められたら、先ず排気ガス対策が必要だと私自身実感しました。みなさん気を付けて下さい。