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強風と落葉

今の時期、落葉の処理にコース管理は非常に苦労させられております。

何故、こんなに葉が落ちるのか、何故、広葉樹は今の時期に葉を落とすのか・・・・・?
秋には当然の風景と思っておりましたが、その理由を少し調べてみました。

植物の葉は、「太陽の光」と「水」と「二酸化炭素」により光合成をして生きるための養分を作ります。
この3要素が揃ってこそ成し得るものですが、太陽の光を敏感に感じており、植物は一日の昼の長さ(日照時間)を的確に判断しているそうです。
夏至が過ぎれば、昼の長さは徐々に短くなり、それを感知し植物は落葉の準備を始めるそうです。

秋になり、気温が低くなり、日照時間が短くなると、温度も光も不十分なため光合成の効率は低下します。しかし、どのような状態にあっても、葉はそれ自体が養分を消費するため、製造能力以上に養分を消費する逆ザヤ状態になり、植物自体の命を削ることになります。

また、冬になれば空気が乾燥し、葉から水分が抜けるとなるとリスクは大きくなります。
そのため、植物は夏至を過ぎてから落葉の準備を進めるのです。

葉の根元と枝の間に「離層」というコルク状の物質をつくり、葉と枝の物質の交換を遮断する体制を引くのです。
これは植物本体が生き残るための業なのです。

本日、台風の影響からか強風が吹き荒れております。
もともと葉を落とそうとしている木々からは、すごい勢いで落葉しております。
「本日のプレーの邪魔にならなければ良いな」と思いながらコースを巡回してきました。
(送風機を活用し後始末に奔走しているコース管理の苦労が手に取るように判ります)

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