ストレスの功罪
大江さんの指導により、ストレスのかからない芝の育成方法を取り入れております。
前にも説明しましたが、芝刈りの刃を毎日砥ぎ、切断面が綺麗な状態にすることや、薄目砂を活用し踏圧を軽減するなど沢山の手法があります。
ストレスに関連して、究極のストレスをかけない栽培ということで、「つくば科学万博」にて展示されたトマトを思い出しました。
温室の中に水気耕(ハイポニカ)栽培された1本のトマトの苗が、1万2千個の実を付けた実例です。
(特別な品種でもなく、特殊な成長ホルモンも使わず、特殊な栄養素を与えたわけでもありません)
土を使わずストレスを極限に排除した結果ではないかとのことです。
ハイポニカ栽培の実証例として、1株にマスクメロン90個、キュウリは3,300本の実をつけたとのことです。
では、人間は・・・・?
「悪いことをしなければ120歳まで生きれるよ」と聞いたことがあります。ところがグーグルビーナスが出した可能性は500歳とのこと。
ここまでくると何が本当か判りません。(私の生きている間ではあり得ない話と思いますが)
ストレスのないことは長生きの条件なのでしょうか?
ストレスのないのがストレスのように思いますが・・・・(混乱してます)
トマトは、水がなく土壌環境も悪い極限状態でこそ赤い熟れた実をつける。種族を守るために糖分をたんぱく質に変え種を作る。
だから美味しいトマトは過保護にしたら駄目と農家の方に教えていただきました。
ストレスのない人間はどのような人生を送るのでしょうか。ストレスのないトマトは種を作るのでしょうか。
種族保存の過程にこそ、進化があるのだと思います。
よく考えてみると、大江さんのストレスのない芝の刈り込みは、上に伸びれない芝が根を増やす特質を活用したものであり、生き残るためのストレスを結果的にかけているのではないでしょうか。
どちらかと言いますと、適正なストレスは必要と思いながら、このブログを書いてます。