樹木の下に草花が生えない
コースに生息する「松の木」の下では、殆ど草花が育たず、ベアグランドになっております。
何故?と思い、調べてましたら小学6年生の研究発表文がありました。
樹木の葉の成分を取り出し、レタスの種にかけると発芽を抑える働きがあり、特に、イチョウ、クスノキ、ナギの葉の成分は、その働きが強いことが判ったそうです。
樹木の葉を水に浸しただけでも、その水を使うとレタスの発芽を抑える働きがあり、さらに、若い葉と枯れた葉で比較してみると、枯れた葉の方が発芽を抑える力が強かったそうです。実際に生えてる草に対して枯れた葉を浸した水をかけると、草の葉の先端が枯れ始め、発芽をおさえるだけでなく植物を枯らす働きもあることが判ったそうです。(小学生の研究に驚愕です)
以前、「植物の不思議」という本を読み、樹木が足元に草木を生やさせないのは、自分の生存領域に他の侵入を許さない自己防衛行為である・・・・と書いてあったと記憶しております。
マスターズが行われるオーガスタは、樹木の下に松葉が綺麗に敷かれ芝の緑と対照的な茶色のラインが非常に美しく目を引きました。樹木の特性を活かした、その芸術的なコース作りに感服です。