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グリーン面を作る難しさ

空沼15番のグリーンを昨年から手掛け、8月末の使用開始に向け日々努力しております。
昨年は造形と共に、地盤である土壌改良と排水管を設置し、その上に約30センチの砂を敷き詰め水を撒きながら締め(圧縮)ました。
表層の土と肥料は適量をキーパーの判断で調合し、雪が降る前に種を撒く事前準備が完了しました。
冬の訪れにより、積雪がグリーン面を押さえる役割を果たしてくれました。
春の到来により、雪が解け環境が整ったところで播種を行いました。種を撒いたグリーン面を熊手で畝を作りながら土を被せ、雨風で種が飛ばないように養生シートを張りました。
毎日、定期的に散水を行い水分管理をしてきた結果、気温の上昇とともに新芽が伸び淡い緑の芝が生え揃いました。
現在では、綺麗に勢いよく芝が育っておりますが、所どころ縞のように芝のない部分が見えてきたため、追い撒きの播種と補植作業を行っております。
補植作業とは、元気な芝面をスプーンでくり抜き、芝の生えていない部分に移植することです。
芝は、匍匐性(ほふくせい)の植物です。元気な芝は周りに根を伸ばし土の面を覆うのです。
グリーン面としてのクオリティを高めるため、芝を刈り始め徐々に刈り高を落としております。また、寝かかっている(傾いた)芝には、真っすぐ伸びるように砂を刷り込み矯正しております。
日々、刈り込み、目土、薄目砂を繰り返し、転がりの良い面を必死になって作っております。
あと一月半です。コース管理の頑張りが十分見受けられますのでその成果を期待してください。

<元気な芝をくり抜き移植、取った箇所は種と砂を入れ育成>


<補植をして砂で成形>