ディポット(divot)
当倶楽部はジュニアの育成に4年前から取り組んでおりますが、その教育プログラムの一環として、昨日、コースでの実践ラウンドを行い、一緒に付いて回りました。(キャディ役をしながらの子供たちの成長ぶりを確認しました)
担当した3人のお子さんを見ていて、ゴルフが人格形成に役立っていると改めて認識しました。
スタートの挨拶から始まり、同伴者のショットに対し、褒めたり激励をしたり相手を気遣う姿勢が窺えました。
ラウンドも中盤に差し掛かった時、一人のお子さんのボールがディポットに入りボールの3分の2が埋まった状態になっておりました。
その子は、ボールをしばらくじっと見ていました。
どうするのかなと横から見てましたら、そのままボールを打ちました。
案の定、打球は地面を転がり5メートル程度しか前に進みませんでした。
悔しそうな顔を見せましたが、直ぐに目土袋を手にしてディポットに砂を入れ修復をしたのです。
それどころかその周りのディポットを2~3個見つけ砂を入れ始めたのです。
「偉いね」と声を掛けると、悔しそうな顔が少し照れくさそうな顔になり「はい」と言ってクラブを持ってボールの方に走っていきました。
小さな子供が、大人のマナー不足に悔しい思いをしながらも、それを修復する姿は感動ものです。
子供たちに9つの価値観を教えておりますが、その中の一つに「責任」があり、プレーヤーは、ゴルフコース内での自分の全ての行動に責任を持つ・・・と教えています。
それを実践してくれた子供たちに成長を見た思いです。
半面、小さなお子さんから大人としてのあるべき姿を教えられた一日でした。