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ビニール袋について

当倶楽部の浴室にはビニール袋を基本的には置いておりません。
気温が高い日と雨の日にはバイオマス素材の配合率が25%以上の袋(植物由来がCO2総量を変えない素材であり、地球温暖化対策に寄与)をご提供しております。
私たちは、廃棄物・資源制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題に対し、プラスチックの過剰な使用を抑制し、賢く利用していく必要があるという考えに賛同し行動に移しました。
令和2年7月1日より、全国でプラスチック製「買物袋」の有料化が実施され現在に至っておりますが、これによりレジ袋(ビニール袋)が本当に必要かを考えライフスタイルを見直すきっかけとなりました。
一部のお客様から「ビニール袋がない」とお叱りを受けておりますが、環境保護の観点からも敢えてご提供を差し控えさせていただいていることをご理解賜りますようお願い申し上げます。(理事会でも賛同いただきこのような対応をさせていただいております。)

【海洋プラスチック問題について】
 プラスチックに関しては、特に海洋プラスチック問題が看過できない状況にあります。
 海洋生物がプラスチック製品を餌と間違えて取り込んでしまい、それが体内で消化されないため内臓を傷つけ、あるいは腸閉塞を起こして死んでしまうといった事例もあります。
 プラスチックの中でも「マイクロプラスチック」という5ミリ以下の小さな粒状のプラスチック片が厄介な存在であります。これら細かな粒子は海に流れ込んでおり回収することが困難です。この微粒子が海洋生物の体内に取り込まれることで、体内に蓄積される可能性があり、結果的に海の生態系を乱すことになります。
言わば海の環境破壊となり、このまま続つづくと魚介類の数が減少し、水産業が打撃を受ける可能性があります。
また、プラスチックごみを餌と間違えて食べてしまったり、体内に蓄積した魚貝類を私たち人間が食べており、人体に与える影響は解明されてませんが、プラスチックが人体に入ると有害物質が蓄積され、がんを誘発したり免疫力の低下を招いたり、ホルモン作用に影響を与えたりする危険性が示唆されています。
海の表面積は、約3億6千万平方キロメートルあり、地球全体の表面積は約5億1千万平方キロメートルなので、地球の表面積の約70%は海が占めています。現在の海洋ごみは1億5千万トン確認されており、毎年8百万トンが新たに流入されていると考えられています。つまり海の環境破壊が進んでいるということは、地球全体の環境破壊が進んでいるのと同じ意味ということです。海の中が目に見えないため海の環境破壊が判断しずらいということを認識すべきです。

【プラスチックごみを出さない3R 】

3Rとは「リデュース(Reduce)」「リユース(Reuse)」「リサイクル(Recycle)」のことを言います。
3Rはどれもプラスチックごみを出さないための工夫であり、場合によっては資源にもできる方法を説いています。これを意識することで海洋プラスチックごみ削減にもつながるのです。
  「リデュース」はマイバックやマイ箸の持参によるレジ袋や使い捨て食器の削減、「リユース」は詰め替えの使用によるボトルの再利用と廃棄ボトルの削減などが具体的な方法として挙げられます。
当倶楽部ではランドリー袋をフロントにて販売しておりますので、リデュース(Reduce)の観点からもご購入されご協力賜れば幸いです。

<ランドリーバッグ:300円で販売中>

<バイオマス素材配合の袋:気温の高い日や雨の日に提供>