経営の師
私には事業経営に関して、師と仰ぐ方が何人かいます。
本日、そのお一人が当倶楽部にきていただき久しぶりにお話しさせていただきました。
人間の内面(心)は外面に反映すると言いますが、いつもにこやかに応対していただいております。
Kさんは、既存事業の一部(一番大きな分野)を切り捨て、現在の事業一本に集中され、見事に業界有数企業に復活された方です。
本来、売上規模の大きな分野を切り捨てることは、経営のセオリーとしては非常に難しいことだと思います。
将来性、採算性を考え英断されたそうです。その後の地獄の日々は想像を絶するものだったようです。
残した事業においても、掛売りを一切やめ現金売りに徹され、大きな改革を断行されました。既存取引先には理解をいただき、それでも多くの先からは反発があったそうです。
それども信念を曲げずやり通されました。
今年、長年育成してきた人物を社長に据えられ「厳しい時代に突入し、彼がどのように乗り越えるかを見たい」と期待を込めたお話をされました。
その目は厳しさと、親が子を見る優しい目が交差しておりました。
「経営者としてグラついたら駄目」「初志貫徹」「心を鬼に」
今の私にはバイブル的な言葉です。
お客様にも、社員にも理解をいただきながら、「目指すべく理想の倶楽部づくりに邁進しよう!!」と意を強くした日となりました。