昨年よりコース内に刈り込みをしないエリアを作り様子を見ております。
以前は全てのエリアを刈り込みしてきましたが、社員不足による合理化を図りたく自然に生やした状態のエリア（非管理地）を設定するに至りました。

「非管理地」設定の目的は、コース管理の業務を少しでも減らし、もっとも時間を掛けなければならないグリーンやフェアウェイ、ティグランドに注力できるように・・・との思いにて始めたものです。
また、斜面等の危険箇所もあり、安全確保の観点からも刈り込みを取り止めしました。

非管理地は、省力化を図るためのものだけではなく、コースにメリハリを付け、締まりのあるコースに変えております。
今回の非管理地設定により、春先はご批判のお言葉をたくさんいただいておりましたが、改善を重ねてきましたところ、現在では景観が良くなり、多くのみなさまから好評をいただいております。

しかし、ミスショットしボールが非管理地に入ると悲惨です。長く伸びたフェスキュー（芝の種類）により落下地点付近をしっかり捜しても見つけづらく、ロストになりやすいようです。また、見つかっても思ったように打ち出せず完全にペナルティエリアとなっております。

今年は昨年以上に非管理地の面積を拡大しましたが、春先に多くの方々より不評を買いましたので修正（刈り込み）を重ねてきました。
それでもなかなかこれで良いというラインが見つからず、お客様やキャディさんの意見を聞きながらこれからも修正して行きたいと思っております。

ボール探しの時間ロスは好ましくありませんが、綺麗な景観は確保したく試行錯誤を重ね、各クラブのラインを決めて行きたいと思います。