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グリーンスピードを上げれない理由

今年は、シーズン明けから春先の降雨と低温といった芝にとって試練のスタートとなりました。
GW後も日照時間が短く雨の日が多く推移しました。6月は3分の1が雨でした。7月も昨年に比べ天候は良いとは言えず芝にとって欲求不満の連続だったと思います。
そこへ、8月に入った途端、30度超えが続きストレスはピークの状態となりました。体力を奪われた芝は抵抗力が極端に落ち、病原菌が活動し始めたこともあり、土壌環境の悪い箇所に病気が出てしまいました。
この時の対処策として、殺菌剤を広く撒き、病気を抑え、拡散を防ぎました。

昨年も高温多湿で厳しい状況でしたが、今年は昨年以上に苦しめられ耐え忍んでいる状態であります。
トップシーズンとしてグリーンの快調な転がりを期待されている方が多いと存じますが、刈り高を下げることは更なるストレスを掛けることになりますので、この暑い時期を乗り越えるためにも逆に芝を伸ばしてやる必要があります。
今年の熾烈な環境を乗り越え、シーズン後半を万全な状態で楽しんでいただくためにも、芝育成ならびに維持管理に努力しておりますので今しばらくご辛抱の程宜しくお願いいたします。