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この時期に敢えて更新作業

真駒内CCの空沼コースにて、本日より更新作業をスタートさせました。
例年、更新作業は10月に行うのですが、芝の床の状態が芳しくなく敢えて実施しました。
芝の土壌部分が「サッチ層」という刈糟(かりかす)が堆積した層と「マット層」という芝根の残骸によるスポンジ状の層により、水の浸透が悪く、芝の根が伸びにくい状況になっております。
雨が降るといつまでも水を保水し、根腐れ(ねぐされ)を起こし、芝の育成を阻害する要因になっています。このような状態の芝は、体力がなく気象の変化に弱いものとなってしまいます。
そこで、更新作業により穴を開け、砂を入れて通気性と透水性を高めるのです。
今回、敢えて9月に実施するのは芝が成長する時期であり、しっかりと根を伸ばし体力のある健全な芝にするため、この時期が最適と考えたからです。
ゴルフシーズンの真っ只中に行うのは、芝の体質改善のためであり、来年に向けての布石でもあります。
穴が塞がるのは2~3週間かかると見込んでおり、プレーを楽しむみなさまにはグリーン状態が落ちご迷惑をお掛けすると思います。
今回の更新作業により、グリーンは必ずやグレードアップしますのでご期待下さい。

なお、今回はしっかりと砂を入れ、無垢刃(むくば)で更に突きます。いつもの更新作業よりも労力を掛け綺麗に仕上げますので、ボールの転がりは思った以上に良いと思います。
更なる品質向上のためにみなさまのご理解を賜りたく宜しくお願い致します。
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<穴開け作業>
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<更に無垢刃で突く>
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<砂の刷り込み>
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<芝の土壌:芝の2センチ下がサッチ層、5センチ下がマット層>これを打ち破るために更新作業を実施します。