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マスターズに思う

2017年メジャー初戦「マスターズ」は「歴史に残る名勝負」と多くの報道機関が報じた通り、最後まで手に汗を握る熱戦となりました。
ガルシアが長年苦しんで苦しんでメジャー74戦目で勝ち取った栄冠は、見る者にとっても非常に感動的でした。
あれだけの大選手がパッティングで苦しんでいる(真っすぐテークバックできない)と中島常幸プロが解説していましたが、それを乗り越えての勝利でありドラマチックでした。

日本人の誇りである松山英樹プロも最終日に実力を発揮し、4日間私たちが抱いた夢に応えてくれ溜飲が下がる思いです。

さて、私は「マスターズ」を毎回特別な思いで見せてもらっています。
毎年、当クラブのオープン直前に開催され、長い冬に終わりを告げ新たなシーズンへの希望の大会的存在となっております。
素晴らしいコースコンディションと魅惑的なレイアウトは、多くのファン(パトロン)を形成しており、私も憧れの存在として魅せられております。

芸術的なフェアウェイラインと樹木の下に敷き詰められた松葉のコントラスト、池に映るグリーンや色鮮やかな花が非常に心地よく目に入ってきます。「いつかは当俱楽部も・・・・」とモチベーションを高めてくれる存在です。

最終組が去った後にグリーンを刈り込むコース管理の姿がテレビ画面の奥に小さく見えました。バンカーを綺麗なラインを描くように均す光景も見え大舞台の陰で多くのスタッフが頑張っている姿が印象的でした。

今年、当クラブのキーパーをはじめとするコース管理は例年以上の準備を行い体制を整えております。
基本に忠実に刈込頻度を高め、徹底してグリーンのクオリティを追求すると全員が張り切っております。
「いつかはオーガスタ」とは大袈裟かもしれませんが、「札幌カントリー俱楽部を大きなブランドにするぞ!」とマスターズが奮い立たせてくれました。