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提携先訪問第四弾(山口県~九州地区)

<6月2日~4日>山口県と九州地区の提携先を訪問しました。

◆宇部72カントリークラブ(山口県)
同クラブは、西日本最大級の規模を誇る4コース体制のゴルフ場であり、ビジターを中心とした効率的な運営が印象的でした。視察時には、韓国からの来場者に対応するための受け入れ態勢が整っており、既に多くのインバウンド実績があることが確認できました。特に、気候変動を見据えたバミューダ芝の導入、松枯れ対策における薬剤管理の徹底など、現場主導の先進的な取り組みが目を引きました。
また、温暖な気候を活かし、10月〜11月には山口名産のフグと組み合わせたゴルフ旅行の提案が可能とのこと。同クラブとしても札幌との連携に強い関心を持っていただいており、今後の交流深化と送客の実現が期待されます。

<宇部72カントリークラブのフロントロゴ>

◆夜須高原カントリークラブ(福岡県)
同クラブでは、近年の猛暑や大雪による営業影響を受けながらも、地域に根差した堅実な運営を続けている印象を受けました。クラブハウスは創業当時の建物をあえて改築せず、美観と品格の維持を重視されており、古き良きクラブの精神を今に残されています。
インバウンドについては、韓国からの来場が一定数あり、受け入れを強化している一方で、インターネット経由で予約する非公式代理店の利用者によるマナーや直前キャンセルへの対応に課題を抱えているとのことでした。札幌との提携については、現地スタッフからも好意的な反応があり、将来的な送客への協力に期待が持てます。

<夜須高原カントリークラブのレストラン>

◆佐賀カントリー倶楽部(佐賀県)
当日はクラブの休業日に重なり面談の機会は得られませんでしたが、クラブ内に当倶楽部のポスターとリーフレットを設置いただくなど、札幌CCとの関係性を継続・発展させる姿勢が感じられました。井上誠一氏設計のコースであり、佐賀県内では老舗の位置づけにある同クラブとの交流も、今後機会を見つけて再訪したいと考えております。

<佐賀カントリー倶楽部の玄関>

◆大宰府ゴルフ倶楽部(福岡県)
九州屈指の格式を持つクラブであり、コース美観と維持管理の質の高さが印象に残りました。特に高麗芝の養生や管理に強いこだわりがあり、グリーンコンディションの安定性に定評があるとのことです。クラブハウス、レストラン、練習場に至るまで全体的に整然と管理されており、クラブの品格を支えるスタッフの意識の高さが感じられました。
クラブハウスの改修工事は大変参考になる部分が多く、お客様中心に考えられた施設のこだわりには本当に感動しました。

◆熊本ゴルフ倶楽部 城南コース(熊本県)
今回、提携を予定しているコースとして訪問させていただきました。熊本の代表的クラブの一つであり、「ゴルフ王国くまもと」を象徴する存在です。全長7,200ヤードのチャンピオンコースを擁し、毎年多くのプロ・アマ競技が開催されるなど競技性の高い運営がされています。視察時には、猛暑対策としてベント芝から高麗芝への季節的なグリーン切替が進行中であり、地球温暖化への対応として現実的な選択と受け止めました。
当地区の来場者は夏期に大幅に減少する傾向があり、北海道ゴルフへの関心が高まっているとのことです。当倶楽部との提携には前向きに考えていただいており、秋のトップシーズンに向けたツアーを企画してみたいと思います。城南のチャンピオンコースと阿蘇湯の谷は阿蘇外輪山の中心部にあり360度絶景の2コースです。会員総数は3,700名を有し、交流人口の創出にも期待がかかります。

<熊本ゴルフ倶楽部城南コースのレストランより>

◆くまもと中央カントリークラブ(熊本県)
人気ゴルフ漫画『オーイ!とんぼ』の舞台として全国的に知名度が上がっているクラブです。支配人自身が作中に実名で登場しており、ファンやテレビ視聴者による来場が増加しているとのことでした。視察時には、TSMC(台湾の半導体大手)の熊本進出による台湾・韓国からの来場者の増加傾向が報告され、地域経済の国際化が加速している様子が伺えました。
札幌との再交流には大きな期待を寄せており、リーフレット設置や訪問を通じた相互利用の再活性化に取り組む意向が示されました。

くまもと中央カントリークラブのハウスまでの整備されたアプローチ>